北野誠さんについて雑感
北野誠さんの記者会見がありました。
ラジオ番組内での桂ざこばさんの発言からも予想されていた通り、誠さんへの処分だけではなく、音楽事業者協会を松竹芸能と朝日放送が退会するという事態になり、バーニングプロダクション、あるいはその周辺からの圧力があったことがはっきりしたと思います。
ジャニーズからの圧力と予想した私の見当は外れたことになります。業界情報によるとジャニーズがタレント個人に圧力をかける事はまず無いとのことでした。失礼いたしました。
この騒動が起こって以来ところどころで誠さんに批判的な記事を目にしました。
山崎行太郎氏のブログ記事
http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20090416
サイゾー内 本多圭氏記事
http://www.cyzo.com/2009/04/post_1915.html
まず疑問なのが…というか会見で誠さん本人も自身を指して言っていたのですが、誠さんは毒舌タレントと言えるのかどうか?これは個人的な見解で申し訳ないのですが、関西の人で誠さんの事を毒舌タレントと思っている人はそんなにいないのではないでしょうか?たしかにサイキック内では軽口が過ぎる感じもあるものの、「毒」という感じとはちょっと違うのではないかと思います。サイキックの持ち味は、ゴシップよりもむしろその他の部分であって、他愛も無い話題をおっさん二人が独特の切り口でおもしろおかしく軽快に聴かせるその芸にあったのではないかと思います。
問題とされるイベントのテープも聴きましたが、もちろんこれこそ軽口全開ではあるものの、イベント自体があくまでファンとの交流の場でもあり、直接ファンと交流する機会を持つタレントがさほど多くはない中で「さっくばらんに行きましょか」という雰囲気でもあり、そう目くじらを立てるようなものでもないのでは?と思うのはファンならではのひいき目でしょうか。
以上はいちファンのぼやきとして…
今回の騒動に関してはふたつの問題が同時に語られているのが議論の堂々巡りの感を醸しているのではないでしょうか。
一方の問題は誠さんの発言の内容であり、他方の問題は誠さんが謹慎に追いやられる過程であると思います。
もちろん誠ファンとしては今回誠さんが謹慎に追いやられるそのやられ方が気になってしまいます。理由が明かされないまま松竹とABCが音事協を退会するという事態にまで発展するという、ファン無視というか消費者無視の中で進んでいった事態には空恐ろしさを感じます。
怖い人が怒ったら全員黙るという雰囲気の中でテレビ媒体が、例えば赤報隊事件を言論に対する弾圧と事声を大にして言う資格があるのでしょうか?
ともあれサイキックの最後に、自分自身がわりとデカ目のゴシップになってしまった誠さんに乾杯!