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昨日・今日と泰葉氏の離婚についての報道が多くされている事に感慨を持っております。
泰葉と聞いて何をしていた人かパッとわかる人ってそんなに多いのでしょうか?恥ずかしながら私は中学生当時、やしきたかじん氏と泰葉氏がパーソナリティーを務める「ハローナショナルショールーム」のヘビーリスナーであった事もあり、何度か阪神百貨店内での公開録音にも独りで出かけた事があります。
あのころはたしかたかじん氏も「あんた」「やっぱ好きやねん」等の代表曲がリリースされた時期で、私個人としてもこの2曲を聴くにつけ、もやもや〜っとした当時の思い出がいろいろと蘇って微かに心が震える事を告白せずには居れません。
しかしながら当時の「ハローナショナルショールーム」公開録音の様子は閑散としたものであり、いかにも暇そうなおっさんが数人。泰葉氏がアルバムに曲を提供した縁で番組の再後期に出演した少女隊の回を除いてはゲストで出てくるミュージシャンもかなり地味な人ばかりであった為、ゲストのファンらしき人もごく少数。私としてはこっそり座っていたつもりだったのだけれども、今思えばポツンと独りで座っている大柄な中学生はさぞかし不気味だったのではないかとちょっと恥ずかしくなってしまいます。
そう言う事もあって当時私は充分に泰葉ファンであったと思います。CDでのアルバムも持っていたし、「フライデーチャイナタウン」が入っているLPも溝の切り方が特殊になっていて針を落とす場所によってかかる曲が違う仕組みになっていた12インチシングルもまだ実家にはあると思います。
ともあれ、当時はどちらかというとお姉さんの峰竜太夫人である美どり氏のほうがタレントとしての存在感はあったし、「フライデーチャイナタウン」の中ヒットはあれどタレントとしての存在感はかなり薄かったし、さらに言えば未だに薄いのではないかと疑わずには居られません。
何が言いたいのかと言うと泰葉氏のマスコミへの露出という意味では皮肉にも今がピークではないかということ。しかも離婚会見後わりといろんな番組に出て離婚の件について語っているのを見るに、別れた相手との生活についてベラベラと語る無粋さが彼女の言う「江戸っ子気質」なのかと。あれが中学生当時ファンであった泰葉氏なのかと。それとも私がただおっさんになってしまっただけなのかと。私が中学生だったあの時代、あの阪神百貨店内のナショナルショールームに独り座っていたあの時から数えておよそ25年の時を経て、今意識する泰葉氏の姿に時の流れを感じずには居れない晩秋の小春日和であります。
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