五宮ガス事件の犯人、時吉紀彰が起訴へ!

Filed under: Diary / 11月 15, 2010



ご心配をおかけしておりました、神戸を恐怖のどん底に陥れた『五宮ガス事件』にて我が家をガス攻撃した襲撃犯の時吉紀彰が無事起訴されました。ご報告まで。

思えば……元来、超怖がりの私が幽霊を全く怖れなくなったのはこの事件からでした。
その変化が夏の『怪談グランプリ2010』出場へと向かわせた感も無きにしもあらずではあります。
そう思えば前向きにこの件を捉える事が……できるかいな!

時吉には地獄の業火に焼かれてほしいと願うばかりであります。

参考記事 — 「私に優しくするなら今。」「事件、その後(1週間)


ちょっとネガティブな内容ですが、メモを残しておきます。
とりあえず警察官もさることながら検察官もものすごい不親切でした。犯罪被害に遭われた場合はこの辺りに期待しない方がいいかもしれません。
警察官とのやり取りではかなり悪感情がヒートアップし、公安委員会に申し立てをする事態にも至りました。
自民党政権下では警察との馴れ合いが指摘され悪評高かった公安委員会ですが、政権交代の恩恵かこちらでは親切にしていただき、それなりのとりなしをしていただく事が出来たのが救いでした。
また公安委員会から連絡が行ったとたん掌を返したように親切になる警察官にも参りました。
担当検察官にも数度電話をしましたが、普通に面倒くさそうな態度を露骨に出してきます。
面倒くさそうというよりも軽くカマシを入れてくる様な感覚もありました。
昨今取沙汰されている検察官の問題も、実際に関わってみるとさもありなんとの感想です。
犯罪被害に遭った後、犯人が捕まってもその後で何度も嫌な思いをする事を覚悟しなければなりません。

ここまで書いて、一晩開けて改めて読んで、このホームページがあくまで私の主観に基づくものであるとは言え、それでもこのままではやや不公平な言い方になるかと思い追記します。
ホームページでは一応個人的な事柄を記してゆくよう心がけてはいますが、今回は公の事柄にも話題が重なる事をご容赦いただきたい。

追記

上記した警察官とのやり取りは警察対私という問題ではなく、あくまで個人的な性格の問題と言う事です。もちろん風体も含めて私自身がかなり鬱陶しいタイプでもあるし、それに対した警察官の方との性格が単純にその反りが合わなかったとも言えます。
と言うのも事件が起こってから当初の警察の動き自体は私自身が驚くほどの規模であったからです。
事件がガスの漏出を伴うという特異なものであった事もあり、通報から30分後には私の家の前の道路はもう警官だらけ。この激しいプレッシャーが時吉の自主を促した感もあります。
これにはもちろん感謝しきりであります。彼が自首していなければ私は今だに怯えて暮らしていたでしょう。
当初対応して下さった警察官の方々は非常に親切でこれには本当に助けられました。

もちろん制度的な問題も感じました。事件の詳細にはここでは触れませんが、私の家に無断で侵入しガス管を切断するという狼藉は、もし事故があった場合私が死ぬだけならまだしも両隣近隣の方に危害が及んだ可能性もあり、さらにその場合単に私の過失とされた可能性もあり、それを思うと非常に恐ろしく、要するに最悪の場合を想定すると複数人の命が危険にさらされたケースであると考えるのですが、犯人が犯行時酒による酩酊状態であったと言う事でまず故意ではない、さらに過失は事実としては住居に侵入したと言う事とガス管を切ったと言うだけ、と言う事で罪状としては住居侵入と器物破損での起訴に留まりました。
100歩譲って殺人未遂では無いにしても日本の法律には「ガス漏洩罪」という今回のケースにベストマッチングな罪もあるのだからこれを適用していただいても良かったのではないかと思っています。
もちろんガス漏洩罪が事故の誘発を目的にガスを漏洩させることが条件になるとの事で今回のケースではそれにあたらずとの事でしたが、警察官の方からは「犯人が自暴自棄になって」というような旨の話も耳にしました。それならばガス漏洩罪の要件に合う様な気もしますし、それ以上に「酔っていたから」との理由が理由になるのか?何の目的も無く人の家のガス管を切る等という事があり得るのか?ガス管を切ると言うよりもガスが漏れた事が何よりの問題ではないのか?との気持ちが今も強くあります。

何にせよ略式とは言え起訴にまで至ったと言う事で最悪起訴猶予かな、とも思っていただけに私としてもひとつ溜飲を下げるという気分にもなりました。
ご心配をおかけしたみなさん、話を聞いていただいた皆さん、重ね重ねありがとうございました。

  1. おめでとうございます、よかったですね。ホッとしました。
    歴史的ガス事件として教科書に載ってそうな名前です。

    Comment by カクセイ — 11月 20, 2010 @ 1:18 pm

Leave a comment


(c) (Blood-stained)QKR Productions 2007-